スズキシゲキです。edmodoは3年ほど前から使い始めました。昨年、認定トレーナーのコースを終え、認定トレーナーの一人となりました。
edmodoは教育用SNSです。SNSなので、ユーザアカウントの作成、ログイン、メッセージや写真の投稿などが行えます。
ほかのSNSに慣れている受講者ならば、これらを使うことは大きな問題ではないようです。先生はあまり心配しないでください。
しかし、教育用SNSの機能として特徴的なのは「課題」の作成、提出ができることです。これについては受講者に一度トレーニングをしてから講義を進めた方が良いです。
edmodoをはじめてつかう受講者向けに行う課題提出のトレーニングとして、私の実践を紹介しておきます。良さそうならばお好きなところをコピーして使ってください。
課題提出のトレーニングは小グループ内で行う
私は講義ごとにクラスを作成し、学生に参加してもらいます。過去にedmodoを使ったことがある学生は課題提出のトレーニングを受ける必要がありません。
はじめての学生にだけ課題提出のトレーニングを受けてもらうために、専用の小グループを作りましょう。小グループができたらはじめての学生だけを追加しておきます。
トレーニングの内容
私の場合は専用の小グループに「edmodoの簡単な紹介」という名前をつけています。課題の提出だけでなく、edmodoの機能をいくつか触ってもらいます。全部を紹介する必要はありません。あとは学生が興味を持って勝手に探ります。
トレーニング用の小グループにはwelcomeメッセージと小グループ内で行うことを明示しておきます。
こんな感じですね。テキストも貼っておきます。
この小グループではedmodoの使い方を簡単に紹介します。
全ての機能の説明はありませんが、この小グループの課題を進めることで、
edmodoを活用して学習を行うための基礎的な操作や考え方を学ぶことができます。
この小グループには以下の課題があります。スクーリング期間中に課題2まで進めましょう。
課題0:自己紹介をしてみましょう
課題1:はじめての課題提出
課題2:カレンダーを確認する
e.x.課題1:プロフィールを変更する
e.x.課題2:学びのネットワークについて考える
e.x.課題3:edmodoの引き出し・ライブラリを使用する
課題0~2は真っ先にやってもらう課題です。授業を進めるうえでこれを知らないと困ってしまいます。
e.x.課題1~3は時間があるときにやってもらう課題です。対面での授業でなく、遠隔授業では学習者がインターネット上のプロフィールなどを使って、他人と交流しながら学習することが重要です。そのための準備をするトレーニング課題です。
タイムラインの工夫
edmodoは他のSNSと同様で、投稿はタイムライン形式の表示となります。つまり、新しい投稿は上に表示されて、古い投稿は下の方に下がっていきます。
新しい情報を手に入れる場合はこの形式は都合が良いです。しかし、学習を進める上では少し都合が悪いです。課題1が最初に見えており、クリアすると次の課題2が見える。次の情報は下にあるということに私たちは慣れています。
つまり、タイムライン上の表示を
welcomeメッセージ
↓
課題1
↓
課題2
という順に表示することが大切です。タイムラインでは新しいメッセージが上に表示されますから、課題の作成順序は
課題2 → 課題1 → welcomeメッセージ
というように逆順で作る必要があります。ここは手間がかかります。面倒ですが、学習者に一番良い形を作るためです。我慢しながら準備しましょう。
タイムライン内で一つの投稿に限り、一番上に固定することができます。welcomeメッセージは最初に作っておいて、一番上に固定しても良いです。というかその方がいいかな。固定メッセージは青枠で囲まれます。特に注意して読んでもらうことができるでしょう。
以下の画像のようにwelcomeメッセージから課題0、次は課題1と表示されるようにしています。
それぞれの課題の内容は次の記事で紹介します。