40歳にして初めて大きなけがをしました。右足の腓骨を骨折し、入院ー手術ーリハビリ通院の経験を書いておこうと思います。
前回の3回目は、手術日のことを書きました。手術後は腰が痛いし、傷口が痛すぎで眠れない。
40歳にして初めて大きなけがをしました。右足の腓骨を骨折し、入院ー手術ーリハビリ通院の経験を書いておこうと思います。前回は、外来での診療から入院生活までを書きました。今回は入院4日目、手術前~手術~手術後の生活を書きます。入院4日目4日目は手術当日です。朝はいつも通り、厚めのおしぼりで体ふきをします。体をふくのも3回目。ずいぶん慣れました。手術着をもらって着替えます。その後、頭を洗いに行きました。しばらくすると別の部屋に移動することになりました。その部屋は手術予定の患者のみの部屋のようです。移動す... 右足腓骨骨折~手術~リハビリの記録③ - SUZUSHI.NET |
さて今回は入院5日目、手術後の朝から、リハビリのスタート、退院の前までを書きます。退院後の生活を考えて色々なものを購入しました。
入院5日目
ようやく朝を迎えました。が痛すぎで眠れませんでした。ピークは過ぎましたが、やはり痛みます。右足を動かすたびに痛いです。
朝はいつも通り、体温、血圧を測ります。採血もしました。
点滴が付いたままなので、食べなくてもいいのでしょうが、食べないと元気が出ません。いつから食べれるんだろう?
と思っていたら、看護師さんがご飯食べてみますか?というのでもらうことにしました。
主食がおかゆですね。おかずは他の皆さんと同じようです。
久しぶりに食べました。食事は大事ですね。ちなみにこのころまでに入院から3キロぐらい体重が減っています。
筋肉が落ちたかな。運動もしたいです。
リハビリ開始
お昼前にリハビリの先生が来ました。何も聞いていなかったので少し驚きましたが、リハビリを開始するそうです。
すでに麻酔は切れていますので、足を動かすことができます。しかし、パンパンに腫れていて自分で自由に動かすことはできません。
そのリハビリの先生が言うには、筋肉は動かさないと固まってしまうそうです。だからなるべくたくさんの筋肉を動かす練習をしたほうが良いそうです。
足の指はパンパンでしたが、指でゆっくり曲げます。手を離すと少ししわができます。これを繰り返して、循環を良くすることが狙いのようです。
膝を曲げた状態で、右足の筋肉だけを使って足首を曲げ伸ばし、指を曲げ伸ばし。
膝を伸ばした状態で、筋肉だけを使って足首を曲げ伸ばし、指を曲げ伸ばし。
手を使って足の指を曲げ伸ばし。
次に松葉づえで歩く練習をしました。尿管に管が入ったままで練習しました。
これは、、どうにも変な刺激があって、管も邪魔で動きにくい。
足を動かす練習と、松葉づえで歩く練習で合計30分ほどリハビリをして最初のリハビリは終了しました。
筋肉を動かすことが大事ということでしたので、ほかにやることもないし、その日はとにかく曲げ伸ばしをしました。
痛いですが、力を入れて。
でも動きませんね。何かに引っ張られている?引っかかっている?ような感じでそれ以上動かないところがあります。
手術で切開したところは縫い合わせてあるので、そこが引っ張られているのかな?これは無理やり動かすと裂けないだろうか?とか考えながらも、一生懸命曲げ伸ばしをしていました。
尿管の管は昼過ぎに抜いてもらいました。入れるときは違和感程度でしたが、抜くときは引っ張られるにつれて痛みがありました。
その後、また部屋移動がありました。4人部屋に移動します。
1回目の経過診察
15時ごろに主治医の先生が傷口の経過を見に来ました。包帯を外すと、傷口に大きな絆創膏が貼ってあります。傷口から出血があり、白い絆創膏が赤くかさぶたになっています。この日は絆創膏を剥がしてみることはせず、後日、見ることになりました。
包帯の下はこうなっていたんですね。撮った角度が悪いですが大きな絆創膏が貼ってあります。
シール部分は紙で伸縮性がありません。このせいで足の曲げ伸ばしに制限があったんですね。
それから、右足の内側部分です。かなり出血があります。靱帯も痛めていたようです。
右足を上げると、すねのあたりが引っ張られるように痛いです。足を下げると、右足のかかとから先がジンジンとします。
入院6~8日目
入院6日目は2回目のリハビリを行いました。今日のリハビリ担当医は昨日と違い、あまり大きく足を動かしませんでした。退院や社会復帰の話をいくつかしました。退院した後はしばらく松葉杖をついて移動します。仕事場までの移動手段として電車を使う場合はいろいろな障害があります。特に階段の移動は大きな障害です。できるだけ、自動車などで移動を手伝ってもらうようアドバイスもらいました。
とりあえず、ここでの入院中のリハビリは社会復帰できるかどうかを見定めるのがポイントのようです。
ということで、この日は社会復帰のポイントとなる
- 松葉杖による歩行
- 松葉杖による階段上り下り
をしました。
松葉杖の歩行はだいぶ慣れていましたので問題ありません。
続いて階段上り下りをします。
階段を上るときは
- 松葉杖をついて、ケガしていない方の足を一段上げる
- ケガしている足と松葉杖を1段上げて、体勢を整える
を繰り返します。松葉杖を後ろに残す感じですね。これは何とかできますが、階段は地面の幅が狭いのでちょっと怖いです。
次は階段を下りる練習です。
- 松葉杖を1段下げる
- ケガしていない方の足を1段下げて体制を整える
を繰り返します。松葉杖を前に出しながら下ります。
こちらは非常に怖い。松葉杖を1段下げると体が前に、階段から落ちる方へ傾くわけですからとても大きな恐怖を感じます。
それからやっぱり階段の地面幅が狭いです。
松葉杖は大きく踏み出せば3角形の底辺が広がって、前後の動きは安定しますが、小さく踏み出すと底辺の短い3角形になって前後のプレッシャーに弱くなります。
この日は上下に10段程度、上って下る練習をしてリハビリを終えました。
手術から2日経って、ようやく退院後の生活が見えてきました。
- 松葉杖を使って移動すること
- 階段の上り下りができること
が重要です。今後はベッドからトイレへの移動などでは、できる限り松葉杖を使って慣れるように心がけます。
しかし、足を下げるとジンジンと痛いです。いつかよくなるんだろうか…
退院後の生活を考えていろいろ購入
退院後は今までと違う生活になります。松葉づえ生活に備えて入院中に色々注文しました。
リュック
松葉づえでは両手が使えません。仕事で使う道具などを運ぶにはリュックで背負うしかありません。仕事で使うことを考えて以下の条件でリュックを探しました。
- 最低限歩けるようになるまでは使いたい→ある程度丈夫なもの
- 仕事でも使う → 派手すぎないシンプルなデザイン
- 仕事の道具を入れる → PCやその他小物、書類が入るもの
私はAMAZONで安い順に探しました。購入したものはこれです。
1か月程使いました。安いですし、生地はしっかりしています。パソコンや書類を入れています。今のところ仕事で使うには十分満足しています。
書類などが入っていれば自立も可能です。大きな丸いものを入れるのは向いてないかも。メロンを買って入れようとしましたが、かなり大変でした。
レインコート
雨が降ったらどうしますか?両手が使えない松葉づえでは傘をさすことができません。準備をしておかないと、その時では困ってしまいます。
松葉杖をついて使う。リュックを背負っている。回復後は自転車に乗って使うかもしれない。ということで、ポンチョを探しました。
到着してから一度着てみました。厚手の生地でしっかりしています。蒸れて暑いかな?幸か不幸か、雨の時に外に出る予定がないのでまだ外では使っていません。
フットレスト
手術をした足はむくんで腫れています。足を下げるとジンジンと痛いです。できるだけ足を上げておかないと、むくみも取れませんし、痛みで仕事もできません。これもAMAZONで最安値を条件に探しました。
購入者のコメントでは空気漏れが気になるようなコメントがありましたが、私のところでは問題ないようです。仕事場に置いて、足を上げています。
折りたたみステッキ
松葉づえから突然に両足で歩行することはないでしょう。リハビリの途中で杖を使って歩くこともあるはずです。松葉づえを1本に減らすというのも手ですが、松葉づえは大きくて使いづらいときもありそうです。
ということで、ステッキを購入しました。AMAZON最安値で探しました。
ご老人が歩く時の補助として使っていそうなものです。
折りたたんでコンパクトになります。リュックに入れて持ち運びできます。
松葉づえがなくなって、両足で歩くようになっても持っていたほうがいいです。体勢を崩したときに支えになります。また、他人に対するアピールにもなります。人が多い場所では他人は結構ぶつかってきます。持っていれば避けてくれます。
アルジネードウォーター
手術で骨のずれはなくなっています。あとは骨が形成されるのを待つだけです。待つだけというのも勿体ない。自分から前向きに直したいと思いました。
手術前に水分補給でもらった飲み物ですが、パッケージを読んでいたら骨の形成にも良い作用がある銅が配合されてると書かれていました。
一日1本が目安の摂取量ですが、時間をおいて一日に2本ぐらい飲んでいます。
6日目の夜
6日目の夜に「コードホワイト!!〇〇棟に集合してください」というようなアナウンスが院内放送で流れました。コードブルーは聞いたことありますが、と思って調べると、
同じような緊急用のコードのようです。
コードホワイトは、暴れている人がいることを指すようです。面会時間も超えていたときだったので、ちょっと怖かったなぁ。
7日目
6日目はまだ傷口の痛みがありました。7日目(手術後3日目)になると傷口の痛みがほとんどなくなりました。足を動かしても痛くありません。
休日なので、リハビリもありません。何もない一日でした。
ベッドから出るときはできるだけ松葉杖を使って移動します。足を下げるとまだジンジンとします。10分も行動できません。
8日目(手術後4日目)
朝早くに主治医の先生が傷口の確認に来ました。手術後1日目は絆創膏に血がついていたので、かさぶたを剥がさないように傷口の確認は行いませんでした。もうあれから数日たっています。
先生は絆創膏をイッキに剥がしました。初めて見る手術後の状態です。縫った跡が良く分かります。足は腫れてパンパンですね。
傷口はうまくふさがっているようです。もう退院してOKだそうです。今日退院しますか?と聞かれました。
さすがに準備ができていないので、明日にします。ということになりました。新しい絆創膏を貼ってもらいます。
ようやく退院の日が決まりました。
今回はここまでにします。
手術後は早々にリハビリを始めます。筋肉が固まらないように、社会復帰を見据えたリハビリでした。
退院後は松葉杖の生活なので、生活しやすいようにイロイロろいろなものを購入しました。
リュック 3,380円
レインコート 1,898円
フットレスト 1,601円
ステッキ 992円
アルジネードウォーター 3,936円
合計 11,807円 結構な金額になりました。でもどれも役立っています。
次回は退院の日~リハビリ通院 リハビリの日々について書く予定です。
※なかなか更新が進んでおらず、特に気になる方には申し訳ないです。私も怪我をして入院中は気にしてイロイロな情報を集めました。早く更新しなければと思いますが、日々の仕事に忙殺されて後回しになっています。コメントいただくとやる気が高まるかもしれません。
または、質問いただければお返事します。
m(_ _”m)ペコリ