40歳にして初めて大きなけがをしました。右足の腓骨を骨折し、入院ー手術ーリハビリ通院の経験を書いておこうと思います。
前回は、外来での診療から入院生活までを書きました。
40歳にして初めて大きなけがをしました。右足の腓骨を骨折し、入院ー手術ーリハビリ通院の経験を書いておこうと思います。前回は、事故の発生から救急外来での処置までを書きました。今回はその2日後、外来での診療から入院生活を書きます。救急外来での処置から外来での診療までの2日間前回の記事で書きましたが、救急外来ではレントゲンなどの画像診察で骨折と判断されました。休日であったためか、専門医がおらず、その場で今後の治療に関する話をすることができずに、自宅で2日間生活することになります。一時的な処置としてソフト... 右足腓骨骨折~手術~リハビリの記録② - SUZUSHI.NET |
今回は入院4日目、手術前~手術~手術後の生活を書きます。
入院4日目
4日目は手術当日です。朝はいつも通り、厚めのおしぼりで体ふきをします。体をふくのも3回目。ずいぶん慣れました。
手術着をもらって着替えます。その後、頭を洗いに行きました。
しばらくすると別の部屋に移動することになりました。その部屋は手術予定の患者のみの部屋のようです。
移動するときは何も準備しなくてOKです。私はベッドに寝たまま。服などを入れておくチェストなども全て作業員さんが運んでくれます。
新しい部屋では窓側の位置になりました。明るくて気持ちいいです。
部屋を移動したら手術前の準備をします。まずは採血をします。私は血管が分かりにくいようです。看護師さんがかなり苦労していました。
次に点滴を付けます。これも看護師さんがかなり苦労していました。
そして、左足にかなりタイトな靴下をはきます。エコノミー症候群防止用ですかね。きついですが何とか履きました。先に穴が開いていて親指が見えます。
準備が整いました。いつも通り、足を上げてアイシング。空を眺めながら待ちます。
この部屋には手術をする人だけがいます。順番に呼ばれて説明を受け、ベッドごと移動していきます。その後、チェストなども移動されて、その場には何もなくなります。最終的にこの部屋は私一人になりました。一人部屋は追加料金が発生すると聞きますが、これは大丈夫なのかな?
いざ手術へ
14時を過ぎました。遂に手術の時が来ました!
手術の説明を受け、ベッドのまま移動します。手術中に音楽を聴きたいならばスマホ持ち込みOKということでしたので、ベッド脇にはスマホが置いてあります。
寝たままなので主に天井が見えていますが、過ぎ行く人には見られているようでなんとも恥ずかしいですね。
入院している棟から別の棟へ移動します。手術室のある棟に入ると、天井も周囲も急に近代的な雰囲気になりました。
手術室に到着しました。すると、手術を担当するたくさんの人から挨拶されます。
手術室に入ります。いい感じの音楽がかかっていました。
まずはベッドから手術台に移動します。
次に体の状態をモニタするためのいろいろな線がつけられます。この時点で、自分の心拍数を確認するための音が聞こえるようになりました。
そしてパンツを脱がされます。へ?という感じで分かっていませんでしたが、当たり前ですかね。さらにT字帯を付けてもらいます。
尿管に管を通しますが、どうしますか?と聞かれ、お願いしますと答えました。下半身麻酔をするので、しておいたほうがいいかな。
感じたことのない感覚でした。それほど痛くありませんでしたがなんとも言えない。
手術開始
手順は、下半身麻酔を行った後、右足首を切開、骨折部分に金属板を当て、ねじで固定します。
まず最初に姿勢を整えます。下半身麻酔は手術台の上で横向きになって体操座りのような形になります。背骨を丸くして麻酔を注射しやすくします。
手などは楽な位置に置けるように置台が用意されます。また、最初は手術室内のいろいろなものが見えていましたが、タオルなどで目隠しのような形になりました。
下半身麻酔では注射の針が入った後に少し圧迫されるような感じで麻酔が入りました。
しばらくすると下半身があったかく感じます。感覚がぼんやりになってきます。
麻酔が効いてくると次の段階に移ります。
右足の太ももにリング状の何かを通しました。圧迫して血流を止めるものかな?ちょっとわかりません。
次は手術しやすいように足を固定します。麻酔でほとんど感覚がありませんが、誰かがお中でぎゅっと抱えているような感覚。実際には何かの器具でがっちり固定されたのでしょう。
ここからは良くわかりません。よくわからないうちに手術が終わります。
あれ?誰かが触っているかな?
あれ?ドリルの音がするけど、あっちの方で動作確認とか準備をしているのかな?
と考えて、考えながら40分ほどしたら手術が終わりました。
手術が終わって
手術が終わりましたので今から傷口を縫いますね。と教えられ、あっという間に手術が終わりました。
主治医の先生からも無事終わりましたと言われましたが、特に言葉が出てきませんでした。
入院棟に帰る準備をします。
手術着を脱いで裸に。預けておいた和服寝間着を着せてもらいます。
次は手術台から入院ベッドに移動します。
今度は自分で移動できませんので、プラスチック版の上に転がって乗り、滑らせて入院用ベッドに移動します。
下半身は全く動きません。
これでまた天井を見ながら入院棟に戻ります。
手術後の夜
入院棟に戻ると、手術前と同じ部屋に入りました。誰もいない部屋に一人です。
左足に血栓防止用の器具を付けます。足先から膝の方へ順番に空気圧をかけるような装置です。心臓の活動をモニタリングする装置もつけます。
ここからは主治医の先生からOKが出るまで絶対安静です。起き上がってはいけません。
前の日から何も食べていませんし、便も出しました。尿管には別の管がはいっていますから、おしっこもいかなくてOKです。
数時間に一回、看護師さんが足の状態を確認に来ます。動きますか?とか、触っている感じが分かりますか?とか。
麻酔が切れて動くようになるまで確認するようです。
私は手術後1時間ほどで左足の股関節あたりを動かすことができました。その後左足の指が動き、また何時間か経過してから右足。といった感じで動くようになりました。
夜になる前に絶対安静の状態は解除されました。起き上がってもいいようです。しかし、下半身は動きませんので起き上がれません。
だんだん麻酔が抜けてくると、切開した部分がジンジンと痛んできます。アイシングしていますが、非常に熱いです。
それから同じ姿勢で動けないので、腰が痛いです。寝る前になると、かなり動けるようになりましたが、やはり腰が痛いです。
腰枕とか腰痛防止用のグッズは探して購入しておいたほうがいいでしょう。
晩御飯はありませんでした。だんだん傷口が痛くなる中、腰痛もありながら就寝を迎えます。
心電図用のケーブルや尿管の管が邪魔ですが、体を横向きにしたり、あおむけにしたり。ほんとに腰が痛かったです。
足枕もいいかもしれません。
また、傷口はどんどん痛くなります。我慢できず、夜中に鎮痛剤を投与してもらいました。それでも痛みは変わらず、まったく寝られないまま痛みを我慢して夜が明けるのを待ちました。
今回はここまで。次回は手術後の入院生活、リハビリ、退院について書く予定です。
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